2021年度 理事長所信

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第53代 理事長

松田 英昭  Hideaki Matsuda

 
第53代 理事長

松田 英昭
Hideaki Matsuda

 

はじめに

 私が初めて青年会議所活動に触れたのは2007年でした。会社からの出向で青年会議所の主催していた青少年育成事業にスタッフとして参加させていただいた時のことです。当時サラリーマンだった私は、その事業規模の大きさや柔軟性、行動力に衝撃を受けたのを覚えています。青年会議所について「経営者の集まり」くらいの認識しかなかった私は、その後ろ姿に強く憧れ、将来独立をはたした際は青年会議所に入会し、「かっこいいJC」の一員になろうと心に決めました。その後、広告業で開業し、31歳で美夜古青年会議所に入会。多くの仲間とともに活動し、叱咤激励され、学びを得ながら青年会議所活動を邁進してまいりました。先輩方にも本当にかわいがっていただき、その先輩方の卒業を何度も見送りながら、気づけば自分も後輩を指導する立場へとなっていました。2018年、サラリーマン時代に参画した事業の時からお世話になっていた先輩が青年会議所理事長に就任し、その年の新春祝賀会の壇上でこう宣言されました。「JCはまちのヒーローである」。それは10年以上前に私があこがれた「かっこいいJC」そのものであり、私たちに希望をたくして卒業していった先輩方の姿が思い起こされました。我々、美夜古青年会議所は自由な発想とバイタリティーで明るく豊かな地域社会を創造する組織でなければなりません。地域のために率先して汗を流し、青年らしく真っ直ぐに行動する「まちのヒーロー」でなければなりません。美夜古青年会議所52年の歴史と伝統に敬意と感謝を抱き、使命感をもって53年目を紡いでまいります。
 「新日本の再建は我々青年の仕事である」。この青年会議所の創始の精神が今まさに試されようとしているのではないでしょうか。昨年、世界中に猛威をふるった新型コロナウイルス感染症は日本で3,000人以上、世界中で190万人の死者をだし、人々の心に暗い影をおとし、今尚その収束の目処がたっておりません。人々はコロナウイルスに恐怖し、まちからは人が消え、戦後最低のGDP成長率を叩き出し、日本経済を麻痺させました。そのような状況の中、昨年7月24日に日本青年会議所が全国約120箇所であげた「はじまりの花火」はニュースで大々的に取り上げられ人々に明るい兆しを指し示しました。自分たちの住み暮らす町のために何ができるのかを考え、行動し、明るい豊かな美夜古地域を創造することこそ、美夜古青年会議所の使命です。我々青年会議所は、コロナ禍にある現代において、地域社会に率先して行動し、「英知」と「勇気」と「情熱」をもって新たな時代を切り拓いていかなければならないのです。
 
 
 

地域社会の未来へつながるまちづくり (まちづくり事業)

 昨年は新型コロナウイルスによる影響で多くの地域祭りや、イベント、スポーツ全般が中止となり、その経済損失は10兆円を超えると言われています。美夜古地域もその例外ではなく、夏の盆踊りや花火大会も中止となり、活気のない1年を過ごしました。そんな中、国土交通省では今後のまちづくりのあり方について指し示した「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」を昨年8月に発表しています。我々はウィズコロナ時代の今だからこそ、この指針に則り、リスク回避を行いながらも、地域の魅力を発信し、郷土愛を深め、活気と魅力にあふれた美夜古を取り戻さなければなりません。様々なニーズや変化に柔軟に対応し、地域社会の未来へ寄与できるまちづくりに取り組む必要があります。
 過去6年間継続してきた桜スマイルフェスタも、昨年はコロナ禍の影響で中止となりました。本年度は、改めて人や地域の繋がりを大切にしながらも、今できる地域事業の新たなかたちを模索し、まちづくりの輪を広げます。
 また、まちづくりにおいては、官民や団体の垣根を超えて協働することで、事業規模を拡大し、より魅力あるまちづくりを行うことが可能です。本年度美夜古青年会議所では他団体とのパートナーシップを視野にいれ、我々の活動エリアである美夜古1市2町をつなぐ継続可能な事業を構築し、郷土愛と活気に溢れる地域の未来を創造します。
 
 
 

青年経済人としての知識・スキルの育成 (ビジネス・ブランディング室)

 青年会議所は20歳から40歳の青年経済人の集まりです。各々が日々青年経済人としての知識やスキルを磨くのはもちろんですが、プラットフォームや発信手法が日々進化する情報社会において、各々が情報を追いかけるのは非効率です。より参画意義のある団体へと成長するために、美夜古青年会議所内に専門的な部署を設立し、美夜古青年会議所のブランディングが高まる仕組みを確立しなければなりません。最新のスキルや有用な情報を対内で共有し、メンバー各々が青年経済人として成長することで、美夜古青年会議所の参画意義を確立し、より魅力ある組織へと成長します。
 ビジネス・ブランディング室では「対外発信」「対内発信」という手法を用いて、青年経済人としての知識やスキルを学ぶとともに、美夜古青年会議所のブランディングを高めていきます。
 
 
 

向上心をもち次世代を牽引する人材の育成 (青少年育成事業)

 時代の推移に伴い、現代の子ども達を取り巻く環境が、私達の幼少期と比べて大きく変化しています。小学生がスマートフォンなどを持ち、自在に操る姿も珍しくはなくなりました。しかし、便利な世の中になった反面、失われたものも多くあるように感じます。次世代を担う子ども達にとって、自分達の経験から語るだけでは時代遅れなのかもしれません。子ども達に必要なものを我々が真剣に話し合い、体験してもらい、その中で子ども達自身に新たな気付きを得てもらう機会を創出することが、次世代の明るい地域社会へと繋がります。
 本年度は、青少年育成事業として、子ども達の向上心を育む機会を創出します。目標に向かって仲間と協働し、自ら考え汗を流す体験の中で、諦めない精神力や主体的な行動力など生きる力を養っていきます。将来を担う子ども達が、様々な困難に直面する社会のなかで、自ら考え、課題をクリアする力を養うことで、向上心を持ち、次世代の美夜古地域を牽引する人材を育成します。
 
 
 

時代に対応した柔軟な多文化共生社会の創造 (国際交流事業)

 2021年には57年ぶりに東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。今大会の基本コンセプトは「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」となっており、日本がこのコンセプトをどのようなかたちで実践していくのか、今後ますます世界中から注目を集めることになります。中でも「多様性と調和」については、単一民族意識が強く英語の苦手な我々日本人にとっては、良し悪しは別として、世界で遅れを取っていると言わざるをえません。世界との距離がますます近くなる情報化社会においては、多様な文化や国民性を柔軟に受け入れ、互いを尊重し、共生していく精神が必要です。
 私たち美夜古青年会議所は、姉妹締結を結んでいる大韓民国JCI金海と45年間という永きに亘り交流を継続してきました。日本と大韓民国の間には歴史認識や経済摩擦など、様々な問題をかかえながらも、「民間でできる外交を」と考えた諸先輩方の交流によって、深い友情を育んできました。本年度も引き続き、敬愛するJCI金海と協働し、ウィズコロナ時代に適した国際交流の有り方を模索し、日韓の民間の絆を紡いでいきます。
 
 
 

推進力を倍増させる会員拡大への挑戦

 会員拡大とは、明るい豊かな社会の実現を目指す運動への賛同者を増やし、より大きな組織として、より大きな運動を継続していくための基本的な取り組みです。会員数が倍になればその拡がりは倍になり、多様な人材がより多く集まれば、その可能性がさらに拡がることは明確です。しかし、青年会議所は40歳定年であるため、新しいメンバーが増えない限り、組織は小さくなり、運動自体も縮小してしまいます。美夜古青年会議所においても近年は会員数が減少傾向にあり、会の存続さえ不安が抱かれる現状にあります。この拡大への意識を、存続の危機を回避しなければならないという義務的な意識ではなく、共に活動する仲間を増やしより大きな運動を行うという能動的な意識へと変え、拡大への気運を高めることが必要です。
 会員拡大室では目標人数設定、リストアップ、四半期報告を行い、メンバー全員で美夜古青年会議所という団体をより強いものとするために、同志の拡大をおこないます。少人数体制でのスタートと、経済の停滞による入会員数の低迷をチャンスと捉え、会員拡大率日本一を目指します。
 
 
 

結びに

 私たち青年会議所は、20歳から40歳という限られた期間のなかで、貴重な時間を捻出し、決して低くない経済負担を自らに課し活動を行なっています。だからこそ我々には、活動に見合った自己成長をはたし、その成果を家庭や会社に持ち帰ることで、自分たちを支えてくれている人たちに還元する義務があります。「明るい豊かな社会の実現」にむけ、この地域のため、子ども達のために本気で議論し、行動を起こすなかでも、各々が目的意識をもち活動することで、互いに研鑽しあい、自己成長を果たすことができます。メンバー全員に目的意識をもってもらい、効率的に成長を図れる仕組み作りこそ私の職務であり、魅力ある団体と、同志拡大にむけた近道だと確信しています。
 先行きの見えないコロナ禍にある現代社会のなかでも、我々美夜古青年会議所は53年目の責任をはたし、地域社会を導くことのできる組織を再建するべく、一意専心、邁進してまいります。
 

SLOGAN

/ 本年度スローガン

一意専心 とは?


他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中することです。2021年度は、地域社会を力強く牽引できる組織の再建を目指し一意専心、努めてまいります。